けんいち

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【認知症】MMSEの追加項目とそれらの意味について解説

MMSEは厳密に構造化されていないため、教示内容や下位項目の施行順序などの変更、追加課題が奨励されています。カットオフ値は正常:28点~30点、軽度認知障害:24点~27点、軽度認知症:23点以下ですが、大切なのは点数よりも中身と言えます。
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軽度認知障害(MCI)と認知症の違いについて解説

軽度認知障害(MCI)とは、物忘れはあるけど日常生活は一人で問題なく過ごせている状態です。認知症とは、物忘れが明らかで日常生活にも支障があるため何らかの手伝いが必要な状態です。両者の違いを一言で言うと、日常生活に支障があるかないかの差です。
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【物忘れ外来】受診前のチェックポイントと受診時の流れ

物忘れ外来では同居するご家族からの情報が必要不可欠です。具体的には➀現在の状態(物忘れ、身の回りのことなど)➁経過(〇年前から物忘れなど)➂既往歴(頭部外傷、ホルモンの病気)の情報が必要です。受診前に予めまとめておくと良いでしょう。
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【認知症の初期症状】見逃さないための3つの質問

➀最近のニュースではどんなことがありましたか?➁今の季節は何ですか?➂今日は何月でしょうか?といった簡易的な質問で「日常の記憶=もの忘れ」を確認します。認知症の初期症状の多くは「もの忘れ」なので、これを見逃さないことが大切です。
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【代表的な認知症】それぞれの特徴と症状について解説

代表的な認知症は4種類あり、アルツハイマー型認知症(67.6%)、脳血管性認知症(19.5%)、レビー小体型認知症(4.3%)、前頭側頭型認知症(1.0%)が挙げられます。今回はそれぞれの認知症の特徴と症状について解説します
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【アルツハイマー型認知症】陽性症状について解説

アルツハイマー型認知症の陽性症状とは、今までになかった異常な言動や行動が出現することです。代表的な症状は妄想、幻覚、興奮です。ご家族からしたら何かとトラブルやストレスの原因になりやすいのは事実ですが、極端に強い陽性症状の方はごくわずかです。
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【アルツハイマー型認知症】陰性症状について解説

アルツハイマー型認知症の陰性症状とは、今までできていた能力の喪失を意味します。代表的な症状は記憶障害、遂行機能障害、注意障害です。ご両親の日常生活場面におけるちぐはぐさや失敗は、もしかしたら陰性症状が関わっているのかもしれません。
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【アルツハイマー型認知症】自然経過について解説

アルツハイマー型認知症の自然経過は初期、中期、後期、進行期に分けられます。初期は物忘れといった陰性症状から始まり、中期には妄想などの陽性症状が表れ、後期にはそれらの症状が減っていき、進行期には少しずつ身体症状が表われてきます。
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【アルツハイマー型認知症】陰性症状と陽性症状に対する治療薬について解説

アルツハイマー型認知症の治療薬は、陰性症状対するものと陽性症状に対するものに大別されます。根本的に良くする薬ではありませんが、止むに止まれない場合に限り、状況に応じて適切に使い分けることで認知症の症状をある程度落ち着かせることができます。
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【アルツハイマー型認知症】陽性症状への対応と治療について解説

アルツハイマー型認知症の陽性症状は介護者にとって大きな負担になることがあります。薬で鎮静化させるのは容易ですが、まずは認知症は病気の症状であることを理解し、生い立ちを知って症状の予測を立てて備えるど、薬に頼る前に試みていただけたら幸いです。