認知症

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【認知症】頭部外傷の既往はアルツハイマー型認知症の発症率を高める

頭部外傷はアルツハイマー型認知症の発症率を高めると言われています。発症メカニズムは未だに定説はないものの「脳予備能の低下」が関与している可能性があります。近年ではスポーツ界隈でも頭部外傷と認知症の関係性について議論がなされています。
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【認知症】MMSEの評価方法とポイントについて解説

MMSEだけですべての認知機能が把握できるわけではありませんが、きちんと操れるとぐっと考察が深まります。MMSEでは点数よりも中身が重要であり、さらに検査態度や思考時間、取り繕いの有無といった点数では表せない部分も観察するのが望まれます。
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【認知症】MMSEの追加項目とそれらの意味について解説

MMSEは厳密に構造化されていないため、教示内容や下位項目の施行順序などの変更、追加課題が奨励されています。カットオフ値は正常:28点~30点、軽度認知障害:24点~27点、軽度認知症:23点以下ですが、大切なのは点数よりも中身と言えます。
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軽度認知障害(MCI)と認知症の違いについて解説

軽度認知障害(MCI)とは、物忘れはあるけど日常生活は一人で問題なく過ごせている状態です。認知症とは、物忘れが明らかで日常生活にも支障があるため何らかの手伝いが必要な状態です。両者の違いを一言で言うと、日常生活に支障があるかないかの差です。
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【物忘れ外来】受診前のチェックポイントと受診時の流れ

物忘れ外来では同居するご家族からの情報が必要不可欠です。具体的には➀現在の状態(物忘れ、身の回りのことなど)➁経過(〇年前から物忘れなど)➂既往歴(頭部外傷、ホルモンの病気)の情報が必要です。受診前に予めまとめておくと良いでしょう。
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【認知症の初期症状】見逃さないための3つの質問

➀最近のニュースではどんなことがありましたか?➁今の季節は何ですか?➂今日は何月でしょうか?といった簡易的な質問で「日常の記憶=もの忘れ」を確認します。認知症の初期症状の多くは「もの忘れ」なので、これを見逃さないことが大切です。
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【代表的な認知症】それぞれの特徴と症状について解説

代表的な認知症は4種類あり、アルツハイマー型認知症(67.6%)、脳血管性認知症(19.5%)、レビー小体型認知症(4.3%)、前頭側頭型認知症(1.0%)が挙げられます。今回はそれぞれの認知症の特徴と症状について解説します
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認知症の原因となる4タイプの病気について解説

認知症の原因となる病気は4タイプ(完治できるもの、進行を食い止められるもの、ゆっくりとした進行が避けられないもの、急速に進行し続けるもの)です。日本では圧倒的にゆっくりとした進行が避けられないタイプの認知症がその割合を占めています。
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抑うつ・せん妄、認知症との違いについて解説

抑うつ・せん妄の症状は認知症と似ていますが別物です。抑うつは思考力や注意力の低下、気分の落ち込みなどの症状。せん妄は注意力や思考力の低下、幻覚や妄想、日にちや時間がわからなくなるなどの症状です。いずれも適切に対処すれば完治可能な症状です。
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認知症とボケの決定的な違いについて解説

ボケは正常な老化であり、頭の働きや感覚などが鈍くなります。認知症とは何かしら原因となる病気により、認知症という症状が出ている状態です。ボケはとっさに思い出せない程度ですが、認知症ではそれ自体をすっぽりと忘れてしまい言われても思い出せません。