理学療法士になって楽しかったことがあれば、参考までに聞いてみたい。
「国家試験の合格に向け、みんなが同じ方向を目指している空気感」「専門家同士、マニアックな話題が共有できる」「なんだかんだ楽しい研修旅行」なんてことのない理学療法士の独り言ですが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
はじめに
異動や転職を含めると、整形外科病院→クリニック→個人医院→老人保健施設→訪問看護ステーションを経験してきました。今回は、今のところ感じている「理学療法士になって楽しかったこと」について考えてみました。
国家試験の合格に向け、みんなが同じ方向を目指している空気感
すでに十数年が経過しているため記憶も曖昧ですが、臨床実習を終えて就職活動も一段落した最終学年の冬、残すは国家試験だけです。あのときはクラスに不思議な一体感がありました。
同級生とはいえ、話したことがない人っているじゃないですか。でもあのときは不思議と、自然に会話をする機会が多かった記憶があります。それはきっと国家試験の合格に向け、みんなが同じ方向を目指していたからこそだったと思います。
模擬試験がどうだったとか、点数がどうだったとか。生理学のココが理解できないとか、解剖学の神経の覚え方があれば教えてほしいとか。みんなが同じ状況なので、お互いに教え合ったりしていました。
「最終学歴は長年の友」という言葉がありますが、なんとなくわかります。当時の苦楽を共にした仲間だからこその友なのでしょう。なお現在、当時の仲間との連絡はほぼ皆無です。
専門家同士、マニアックな話題が共有できる
整形外科時代は「機能解剖学」について同僚と話すことが多かったです。腱板粗部の機能解剖がどうだとか、関節包靱帯の機能がどうだとか、滑液包の癒着がどうだとか。
仕事で必要な知識だからということもありますが、お互いに興味のある分野の話題で盛り上がれるのはとても楽しいです。共通の趣味を持つ者同士の会話って楽しいじゃないですか、それと同じです。
ちなみに訪問看護ステーションでは「認知症」とか「人柄」などについて話をすることが増えました。所変われば品変わるといった具合に、職場が変われば話の内容も変わります。
なんだかんだ楽しい研修旅行
理学療法士の世界では、時間と手間とお金をかけて研修会に参加する機会が多々あります。面倒くさいと思う気持ちもわかりますが、なんだかんだ楽しかったりします。知識欲が満たされるので満足度はわりと高めです。
研修会で遠方に行った際、ついでに観光やご当地グルメ、居酒屋巡りなどが楽しめます。出張みたいな感覚ですね。研修会は職場によっては補助金も出ますし、少し出費がかさんでもせっかくなので楽しんでくるべきでしょう。知らない土地に、気の合う同僚たちと行くのはいいですよ。
おわりに
理学療法士になって楽しかったことは「国家試験の合格に向け、みんなが同じ方向を目指している空気感」「専門家同士、マニアックな話題が共有できる」「なんだかんだ楽しい研修旅行」です。辛かったり嫌な思いをすることもありますが、理学療法士はなんだかんだ楽しいです。
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