理学療法士になるデメリット【トップ3】

理学療法士

理学療法士になるデメリットがあれば、参考までに聞いてみたい。

「一般的なキャンパスライフとはいかない」「高い昇給は望めない」「肉体的・精神的にきついことがある」です。なんてことのない理学療法士の独り言ですが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

はじめに

異動や転職を含めると、整形外科病院→クリニック→個人医院→老人保健施設→訪問看護ステーションを経験してきました。今回は、今のところ感じている「理学療法士になるデメリット」について少しまとめてみました。

一般的なキャンパスライフとはいかない

理学療法士になるには大学や専門学校にいくわけですが、一般的に思い描いているであろうキャンパスライフとはいかないと思います。というのも、理学療法士には臨床実習と国家試験があります。とくに3年生や4年生ともなると、まあとにかく時間がありません。

実習期間は学校にもよりますが2年生の見学実習では1週間/1回、3年生の評価実習では3-4週間/1回、4年生の総合実習では2ヵ月/1-2回ほど実施するところが多いと思います。

国家試験勉強は3年生くらいから始まり、4年生の後半には鬼のような勉強期間に突入します。さらに3年生の終わりくらいから卒業論文も始まり、4年生ですべての実習が終わったかと思うと就職活動も始まります。どうですか、なかなかヤバいですよね。

思いっきり羽を伸ばして遊べるのはせいぜい1年生~2年生の前半くらいですが、過密なカリキュラムと不慣れな医学の勉強に手こずること必至です。遊びと勉強の切り替えが上手な人は別ですが、大半は勉強にウエイトが乗りがちだと思います。「よく学び、よく遊ぶ」ことはめちゃめちゃ大切ですが、結構難しかったります。

高い昇給は望めない

理学療法士になってかれこれ十数年が経ちますが、年収はぶっちゃけ新卒時とほとんど変わりません。まじで。昇給こそありますが、ほんの数千円なので所得税でプラマイゼロです。

「出世すればいいじゃん」と言われたらそうなのでしょうが、出世したところでって感じです。責任者という重圧に対してコスパが悪すぎます。

ちなみに理学療法士で高所得を得るには大学教授になったり、研修会の講師として利益を得たりする方法もありますが、皆が皆できることではないでしょう。ということで、私だったら本業+副業でちょこっと収入を得られるように努力することをおすすめします。

肉体的・精神的にきついことがある

理学療法士は通称「白衣の土方」と呼ばれています。老人保健施設やデイケア勤務であれば多少は楽ですが、病院やクリニック勤務だと結構な肉体労働です。ヘタしたら一日中動き回っています。短期的であれば問題ありませんが、これが一生続くのかと考えると末恐ろしいです。

当然、仕事には責任が伴うため精神的にも堪えます。きついことは色々ありますが、結果が出せなかったときは堪えます。どんな仕事でも多かれ少なかれきついことはありますが、理学療法士の世界でも同じです。

結果が出せなかったからというわけではありませんが、中には精神的に病んでしまい長期療養をとる方もいます。そんな私もいろいろあって、病んで辞めたくちです。2ヵ月間のニート生活を堪能してから復帰しましたが、ニートはニートでね、結構きついんですよ。

肉体的にきついのは、まあなんとか耐えられます。しかし、精神的にきつくて病んでしまうと立ち直るまでに莫大な時間を要するばかりか、なんというか人生がすり減ってしまいます。そういう意味において、精神的にきついのはかなりのデメリットと言えます。

やっぱりね、人間はどこかでガス抜きをしないといけません。趣味があればそれに没頭するのが一番おすすめです。趣味がない人はちょっとヤバいので、早くなにか見つけたほうがいいと思います。

個人的には登山やキャンプ、写真なんかがおすすめです。「人とあまり会わなくていい」「一人でもできる」「感性が研ぎ澄まされる」という点において大変優れています。お金はかかりますけどね。

おわりに

理学療法士になるデメリットは「一般的なキャンパスライフとはいかない」「高い昇給は望めない」「肉体的・精神的にきついことがある」です。デメリットなんて探せばいくらでもありますが、メリットだってたくさんあることをどうぞお忘れなく

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